お世話になっております。
2児のパパ、主夫のかすくんです。
引き続き5大栄養素についての続きです。
今回はビタミンのお話です。

ビタミンとは

人が生命活動を維持し、成長し、活動するのに必要なエネルギーや体の組織が生まれ変わる時に必要な成分である
「栄養素」
そのなかで5大栄養素と言われる脂質・糖質・タンパク質・ビタミン・ミネラル
のうち、今回はビタミンについてのお話です。
ビタミンの役割は主に「生理作用の調整」です。
ビタミンは13種類あり、物理的特徴から「水溶性ビタミンと「脂溶性ビタミン」に分かれます。
ビタミンは有機化合物ではあるものの、体内では全く合成できないため、
全て食品から摂取する必要があります。
「生理作用の調整」と前述しましたが、多くのビタミンは脂質・糖質・タンパク質の代謝を円滑化します。
また、血管や粘膜、皮膚、骨などの健康を保ち、新陳代謝を促します。
ですので、3大栄養素である脂質・糖質・タンパク質を摂る際、同時にビタミンの摂取も必須となります。
不規則な生活はビタミン不足を引き起こし、欠乏症状を引き起こします。
水溶性と脂溶性って何?
水溶性ビタミン
水に溶けやすく、油脂には溶けにくい
過剰に摂っても体内に蓄積されず排出される
毎食摂取する必要がある
水に溶けやすいというのは、体内の水分、多くは血液に溶け込みます。
血液は薄まれば水分を尿として排出されるため蓄積されにくいということです。
脂溶性ビタミン
水に溶けにくく、アルコールや油脂に溶けやすい
肝臓に蓄積される
過剰摂取は頭痛や吐き気などの過剰症を引き起こす
脂溶性は体内の脂肪細胞に溶け込み、長期間蓄積されます。

水溶性と脂溶性、いまいち違いが分かりにくいですよね。
「細胞膜を通過できるか」という違いになります。

細胞膜を通過できない水溶性ビタミンはそのまま細胞内に浸潤せず体外に排出されるものの
脂溶性ビタミンは細胞膜を通過し、脂肪細胞に溶け込むため、細胞内で蓄積されるということです。
人の体を構成する細胞膜には疎水部という水を通さないリン脂質部が存します。
細胞膜にはチャンネルがあり、浸透圧調整の際に水分を輸送する性質を持っていますが、
脂溶性ビタミンは自由に出入りできるため、細胞内に蓄積しやすいということです。
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